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天秤とホメオスタシスの負のフィードバック

ルメディエ健康通信

人体の不思議「ホメオスタシス」

自然治癒力。皆さん、一度は耳にしたことがあると思います。

広く認知される言葉ではあるものの、それが何なのか考えたことはありますか?

もしそれを漠然としたものとして捉えていたとしたら、ちょっと勿体ないかも…。今回の題材は、複数回にわたってやっていこうと思います!

人における自然治癒力と恒常性

負のフィードバック作用

はて、恒常性ってなんだろう?

簡単に言ってしまえば、人体に大きな変化が加えられた時に逆方向に働くチカラのことです。

負のフィードバック作用といいます。

体温調節

汗をかくスポーツマン

身体が熱くなったとき、汗が出てきます。

大気に触れている部分が酸化すると、熱が発生します。

ですが体表が水分で覆われていると酸化が起きにくくなる為、熱の上昇を抑えることができるのです!

同時に血管が開くので、血管の面が拡がって更に体温が低下します。

寒さに耐える女性の手

冷えてくると、今度は身体が震えます。

筋肉を緊張させて熱の発生を促しています。

他にも血糖の上昇に伴う、エネルギーの内燃があります。いわゆるカロリー消費です。

反対に、空腹時に身体がなんとなく冷えている感覚、皆さん覚えはありませんか?

それが低血糖です。(血糖=ブドウ糖)

角砂糖

低血糖は状態が進むと発汗・手の震え・意識がハッキリしなくなるという症状が出てきます。

作用時間の長いタイプの糖尿病治療薬でも効果の切れ目を見誤ることで起こり得ます。この際に運動をしてしまうと身体に起きている症状は更に進みます。

怖いのが、無自覚低血糖症状に気がつかないこと。

カロリーオフも糖質フリーもやり過ぎは良くありません。

糖尿病患者の血糖上昇比は健常者の3倍程度と非常に高く、気をつけなければ今度は高血糖によるインスリンの過剰分泌が怖いです。

免疫による対病原体自己防衛

虫さされ

身近なものでは、虫さされ森林地帯など自然の多いところでの外傷です。

これからの時期に増えてくるであろう蚊。

刺されると患部は腫れ、時間が経つと共に赤くなってきます。

これは免疫系が正常に働いている証拠で、身体が外部から侵入してきた異物と闘っているので炎症が起きています。

「森林地帯など病原体の多いところで」ときてピンと来なければ、夏季休暇のレジャーなどを想定してみましょう。

この際負った外傷に対し、病原体を血液中への侵入を許せば発熱することがあります。

多くの病原体が熱に弱いことから、これに対抗しようと体温を上昇させています。

レジャーなどの出先で、あるいは帰宅後の発熱でうっかり解熱剤を服用してしまうと、かえって治りが遅くなります。

欧米で古くは人が発熱することを、そもそも異常だと考えられてきました。

そこで身体を冷やすなどといった処置がなされてきましたが、全ての発熱において解熱は有効な手ではないということです。

免疫には亢進抑制の2種類があります。

ですが、外部からの侵入と自己で生成した物質との区別がつかないところも。

この場合発現する炎症やアレルギーは、免疫系が過剰に亢進してしまうことによります。

アレルギーは体質が変わるきっかけがあれば、治ることもあります。

カルシウムの均衡

牛乳を飲む姉弟

カルシウムは骨髄で産生されますが、これの減少にも恒常性が機能します。

  • カルシウムが低い時のビタミンD

    • 腸での吸収促進
    • 骨からの溶出促進
    • 腎臓からの排出抑制
  • カルシウムが高い時のカルシトニン

    • 腸での吸収抑制
    • 骨からの溶出抑制
    • 腎臓からの排出促進

ビタミンDといえば太陽!もはや常識です。

日本における日焼けに対する意識の高さは、健康面に及ぼす悪影響があるのもまた事実。

ビーチで日光浴

ヨーロッパでは日照時間が日本と違う関係で、日に焼けている方が健康的だというのが一般的です。

誤解を恐れずに言うならば、色白な人を見ると病気を疑われるほどだそうで、日に当たることを勧めるといいます。

冬期では16時ではもう完全に真っ暗。

それだけ太陽を有難がっているんですね。

日本において日焼けに難色を示すのは、男性より女性の方が圧倒的に多いですね。

将来的にホルモンの関係でカルシウムが減少する時期がやってくるのですが、美と健康を天秤にかけても「美」ということなんでしょうね。

ココだけの話。メラニン色素の沈着であれば、気になった時にレーザーで焼いてしまえばいいのではないかという話もあります。

ホルモン焼き

カルシトニンという言葉は初めて聞く方は多いのではないでしょうか?

役割を見ると、循環器最後の砦である腎臓で排出されるのを促進させています。

カルシウムの損失を意味するものではなく、新たな破骨細胞の形成を抑制して骨の形成を相対的に増加させます。

また恒常性の一つとしてカルシトニンの分泌と反対の作用をするものの中で、女性ホルモンのエストロゲンが挙がります。

生理不順や閉経によるホルモンバランスの乱れが、カルシウム減少を招くというのはここから来ていたんですね。

他にも成長ホルモンが代謝のコントロールを行い、恒常性における部分ではカルシウム濃度の維持を発揮します。

治っ太朗
それにしても見事なホルモン焼きですね!

もう一つの重要な恒常性「自律神経について」は、次回に書きたいと思います。

健康通信の私の番が、次は7ヶ月後になるのですが早めに書き上げてしまいます!

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治っ太朗

東京都出身。療術をする傍らWEB関連の業務を行う。得意技術は肩甲骨周囲の筋膜はがし。

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